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詐欺師たちの棲み家 2 [情報商材]

 それからおじさんは信じられるレヴュー家を探し続けましたよ。

 あるとき絶賛されている商材を、これ以上ないくらいに口汚くこき下ろしているメールを見つけました。前からそのメールは来ていたんでしょうが、よほどひどい目にあった人なんだ、くらいの解釈で、ほとんど読まずにゴミ箱へ捨てていました。

 ある日、そのメールの発信者がどういう人なのか、一度見てみようとサイトを開くと、いきなりふざけたペイントを塗った写真が目に飛び込み、おじさんはこんな胡散臭い奴の書くことなんか信用できるのかと、即座にページを閉じていました。

 そんなことが何度か続いたある日、その日はおじさんの精神状態が安定していたせいか、見た目だけで判断するのはよろしくないと、自分に言い聞かせ、時間の無駄じゃないの? と自問自答しながら読んでいくと、『EPILOGUE』という商材が紹介されており、セールスレターを読むのもそこそこに即買いしました。

 その『EPILOGUE』という商材は、自分が詐欺商材を掴み、返金手続きで苦労した経験から、いろいろ調べるうちに、大型の詐欺グループの存在にぶち当たり、被害者仲間や、さる探偵事務所の協力により、販売者の居所を突き止め、返金の方法を確立したとのことで、詐欺集団とそれに加担しているASPや無料レポート配信サイトを暴露したものです。

 いわば、先に述べた『暴露事変』と同種の物ですが、ひと通り読んで頭を殴られたようになりました。そこには販売されている情報商材、販売しているASP、それを早々と絶賛し紹介するレビュー屋、情報商材に登場するレポート配信サイト等々、大きな詐欺集団と捉える視点が提示されていたからです。

 一々頷ける内容であり、結局、商材を暴露したと吹いている『暴露事変』も、大型詐欺集団の手の込んだ舞台設定だった訳ですよ。

 そう言えば、様々な情報商材をレビューしたレポートを買って、それに購入者の名でアフィリエイトのリンクを貼り、某無料レポート配信スタンドに登録しておくだけで30万儲かるみたいな商材がありました。

 当然、それを知っているおじさんも買わされた訳ですが、おじさんは自分が買ってわずかに収入があったものは、その様に紹介し、買っていないものは、くれぐれも慎重に熟考して買いなさいという趣旨のことを紹介文に入れていたら、勝手に削られていたことがありました。

 どうもおかしい、削除するなら削除するだけの理由を示したらいいものを、勝手にするとは運営が紳士的ではないと考えていたところだったので、種明かしに大いに納得しました。

 不思議なもので、『EPILOGUE』を読んだあとは、それを紹介してくれた管理者『ねこみ』氏が、一転して巨大な詐欺集団に戦いを挑む孤高の戦士に見えてきました。


 これが『ねこみ』氏のブログです。『EPILOGUE』に興味をお持ちの方は、そのブログからどうぞ。

   http://ameblo.jp/nekomisan/

 


続く
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